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写真0029 2011年3月11日(金) PM2:46 東北地方太平洋沖巨大地震(那珂港釣り公園での惨事遭遇)

釣り公園での釣り中にいきなり巨大地震が、立ってられず釣り場から駐輪場へ避難した。いきなりメリメリと地割れが発生し、液状化現象で海水があちこちで湧き出して来た。一時地震が治まった時を見計らい急いで竿を片付け、駐車場へと急ぐがあちこち陥没していて、思う様に進まず自転車を押しながら何とか駐車場まで辿り着いた。当時釣人は御存じ”そうさん”と釣場で良くお会いする”岡野さん”とかたの釣友一人ともう一人の合計5名でしたが、皆無事に駐車場まで帰りついた。釣場と管理室の渡りが大きく持ち上がり階段もひしゃげてしまった。また、駐車場の釣り受付場所の地面も地割れで大きく持ち上がってしまった。これでは長期の回復が予想されるため釣り所では無いです。



やっと駐車場に着いたと思いきや、今度は監視員が津波が来ました。早く高台に逃げて下さい。車は道路陥没で動けません。早く!命が大事だと取りあえず”そうさん”と駆け足で高台を目指して走った。振り返ると波が迫って来ていた。何とかちょっと高台に駆け上がった。港湾での作業員も必死に避難した。津波は早かった。あっと言う間に来た。湾内に数千台の中古車が並べられているがガシャガシャと音を立てて押し流されている。あっと言う間に簡単に流されている。波の強さがうかがわれる。これはやばいとさらに山の上にと有刺鉄線を何とか登り山の上に。何人かも同じ様に登った。ある工場に出て出口の守衛さんに事情を話し出させてもらい、歩きで家路に向かった。途中工場までの道路も大きく陥没していて通行不能となっていた。



家まではさほど遠くないが(車では10分程度)歩きは辛い。途中あちこちの家の瓦が無残にも剥がされている。塀もあちこちで倒れている。何とも無残な。巨大地震の凄さを身にしみて体験した。家は一体どうなっているのか。心配であるがなかなか着かない。足は棒になってしまった。体力も使い果たした。段々夕暮れになって来た。



家に着いたら暗くなってしまった。丁度近くにいる娘の旦那が家内を迎えに来ていた。無事を確認してそのまま娘の家に泊まった。翌朝家に戻り見たら何と無残な姿に。先ず咲き始めたサクラソウの鉢は無残にも。家の周りも無残にも。瓦も落ちて隣の家の駐車場を壊した。屋根の瓦もやられた。それに何とか水の確保と市役所の放送で並ぶが全員に行き届かず諦め。


家に中も無残。お勝手の棚が倒れた。お風呂の中もぐちゃぐちゃ。自分の部屋の棚のテレビ、ビデオデッキ等々が崩れ倒れてしまった。これまたぐちゃぐちゃ。2Fの廊下の本棚も倒れてしまった。



さらに翌日釣り公園に置いて来た車を見に行った。那珂港内は無残な爪痕。数千台の車はあとかともなく無くなっている。皆右側に押しやり何段にも重なっている状態。道路は鉄板で補強され何とか通れそうになった。駐車場に着いたら燃えた車が。かたの車はそのままあった。さてと、ドアをあけると足もとまで砂が。津波でここまで海水が。やばい!案の定エンジンは掛らず。駄目か!しょうがないから自転車を下ろして取りあえず帰って来た。


 
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