食べたら最高に美味いヤリイカを求めて
3月 29日(金) 那珂湊港(ヤリイカ船) (6:15〜11:20) ヤリイカ 31杯、サバ 2匹
この釣りはあちこち回遊しているので昨日大漁でも今日はパターと釣れなくなる。本当に釣り船泣かせの釣りです。
釣れないとなると群れを追って南から北へ釣らせたい一心で船を走らせる。船長の感と経験が釣果に現れる。
所がここ最近どの釣り船も3桁、40〜50cmと大型、うずうずの毎日である。水深は深場に変わり120m位でしか釣れなくなったと。
錘は150号とのこと。そうすると当然広い範囲で探す必要がある。
今までは水深50m位なので1.2m間隔の6本針でもそれなりに釣れたが、深場となると最低でも7本針が必要となる。
7本針を操るには無理である。そこでネットでイカズノ投入器を調査したら、出来そうじゃん!と
早速ジョイフルホンダでビニールパイプを探すと1mの長さで太さもいろいろあった。
取りあえず直径3.5cmを7本買った。そして、作りましたよ〜。
先ずは150号の錘をと上州屋に行くと売れ切り、別な釣り具屋も売れ切れ、何ともヤリイカ フィーバーだ。
しょうがないから100号+50号をテープでぐるぐる巻きにした。(これが後々悲惨な結果になるとは)
さて今回はどうなるか。イカズノ投入器と仕掛けはばっちり準備した。
5:00那珂湊港から10名の乗船者で大竹海岸沖では無く日立港沖合1時間10分航行の場所へと突っ走る。
海はややウネリがある。さほどでもなかったが段々沖に行くに従って大きなウネリになって来た。・・・そしてようやく漁場に到着した。
いよいよ投入の合図。
7本針を投入器に落とし込み、錘を放り投げるとイカズノは飛び出すが途中に入れている赤白のガス糸巻の角が短いので
出口で引っ掛かってしまった。何じゃ〜とお馴染みの小室さんに聞くと、これではパイプが細すぎだよ〜と。
無念の諦め。錘から少しずつ海中へ沈めるしかなかった。
水深120mは深い、船長から40m毎に一旦止めて下さ〜い、そうしないとお祭りしてしまうよ〜と。
ようやく着底し、水深表示は120を示した。着底した瞬間錘がズボ〜と吸い込まれた。何と底は泥の様子。
2〜3回大きく煽るが120m先のイカズノは踊るのかわからない。
竿先を上下に動かすが150号の重さかイカが乗っているのか分からない。
その内持ち上がらないほどの重量感。乗ったか??と電動スイッチをON。ローギアでゆっくり上げる。なかなか上がって来ない。
5分間位かかったか、ようやく水深表示は10m・9m・・・そして止まった。
道糸を手繰り上げて見ると途中に入れている赤白のガス糸巻の角2本に掛っていた。
120m先に掛った2匹でも5匹位掛っている感触である。
この感触から次はもっと待って追い食いをさせようとするが、なかなか乗らない。
しょうがないから120mから巻き上げると2匹のみとなかなか数が出ない。
確かに落とすと直ぐ乗るが追い食いがしない。必ず釣れる角は赤白のガス糸巻の角2本である。
これからが悲惨な状況続き。
風が強くなり大きなウネリが船を上下に揺らす。水深120m先の錘も大きく流される。
こうなると乗ったイカを巻き上げる途中で反対側の仕掛けとお祭り状態で巻き上げてしまう。折角掛ったイカも外れてしまう。
当然仕掛けもぐちゃぐちゃ。毎回上げる度に決まって反対側の人とのお祭り。何がまずいのか、
小室さん曰く、100号+50号をテープでぐるぐる巻きにしたことで、よけいに流されるし、誘ってもフワ〜となり誘いにならない。
確かにそうかも知れない。さらにイカが乗って巻上げ途中50mの所でいきなり電動のスピードが速くなった。
何じゃ〜、何とPE2号の道糸が途中で切れてしまった。幸いに切れた仕掛けは隣人の仕掛けに絡みついて戻って来た。
この釣りは水深が深いので何が起こるか分からない。小室さんは先端のガイドが折れてしまった。
こんな調子が延々と続き、当然数は出ない。さらに風が強くなりウネリも一段と大きくなって来た11:20納竿。
終って見れば悲惨な結果の31杯とサバ2匹でした。あ〜ぁ〜ぁ・・・・
陸上がり後船長曰く、昨日はべた凪で乗りも良く少し上げて待つと追い食いがあっただから3桁出た。
今日はウネリもあり追い食いが無かった。こんな日もあるでよ〜と。そうです、ここで諦めてはいけません。夢の?杯までは。
苦戦の水深120mでした
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